団体貸出



「いまいきている みんなのいのち」
住岡 千恵子

 

きているというキセキ。
何億分の一という確率で 生まれてきたこの命。
おとうさんとおかあさん おばあちゃんとおじいちゃん
そのさき だれか一人でもいなかったら 生まれてこなかった この命。
生きていると同時に みんなに生かされている この命。
たいせつな たいせつな 宝物。

えを向いてみよう。
まだまだやれる。
一回失敗したからって あきらめない。
結果がよくなかったとしても がんばることがたいせつなんだよ。
そうすれば 未来はきっと輝くはずさ。

きていればいい。
過去でも未来でもない 今このときを大切にしよう。
今しあわせだと思えるように せいいっぱい生きよう。
かぎりある時間のなかで いくつ楽しい思い出ができるかな。

もちって不思議ね。
目を見開いても 見えないのだもの。
でも目をつぶると 相手の気持ちが少しわかる気がするよ。
みんながいい気持ちになるために いったいなにができるだろう。

をつなぐとあたたかい。
それはね みんなが優しさをもっているから。
人はみんな どこかでつながっていて きっととおい親戚なんだね。

ばしょはきっとたくさんある。
まぁるい地球(ほし)は一人もいたいおもいをしないように 一人もすみっこにいかないようにとつくられたんだよ。
地球は 元気にあそんでいる子も かなしくて泣いている子も
みんなをのせてまわっているんだ。
この広い世界で ひとりひとりの役割が きっとなにかあるんだね。

び一の指輪みたいに ひとりひとり輝いているの。
いろんな色にキラキラ光って みんなとっても美しい。

んなちがっていいんだよ。
自分だけにできること なにか一つ見つけてみよう。
きっと大きな自信につながるよ。
そして みんなのいいところも見つけてみよう。
ひとりひとり いいところがちがうはず。
やさしい子がいたり みんなをまとめられる子がいたり いろいろだね。
それを個性というんだよ。
みんなの個性を みとめよう。

〜どうしようかな?
悩むと 新しい見方ができるようになる。
迷いは 花を咲かせる肥料になるよ。
すぐにクリアできちゃう迷路は つまらないでしょう。
迷うからこそ ゴールしたときうれしくなるんだよ。

いていいんだよ。
おもいきり泣くと 心がスッキリ晴れるから。
雨がふったあとおひさまがでると にじがかかるように
こころにも きっと七色のにじがかかるよ。
そのにじをわたって あたらしい世界へいってみよう。

びる力をみんなたくさんもっている。
勉強だって 運動だって
がんばったぶんだけ できるようになるはずさ。
力の種を花ひらかせるには きっと努力がひつようなんだね。

ろいろな困難に立ちむかう強さをもとう。
つらいことがあってどん底におちたら もうそれより下にいくことはないんだよ。
あとは 自分の力で はいあがるだけ。
自分を信じて 進んでいこう。

こぎりのようなことばがあるよね。
「バカ」「死ね」
2つとも 人を傷つけることしかできないよ。
うれしいことば たのしいことばをいっぱい言おう。
「ありがとう」
なんていうことばは 相手もうれしくなるし
自分もいいきもちになるね。
笑顔がこぼれるようなことばを さがしてみよう。

いさくてもいい。
今の自分にできることから はじめてみよう。
せのびする必要は ないんだよ。
だれかとくらべる必要も ないんだよ。
くらべる相手は きのうの自分。
ゆっくりゆっくり おおきくなぁれ!

戻る